2025.06.12
お知らせしいたけの実験
皆さんはしいたけがエチレンの感受性が高いというのをご存じでしょうか?恥ずかしながら私は知りませんでした。収穫すると傘がすぐ開いてしまうのだそうです。以前、地元の展示会に出展した際に、エアーリバイブに目を止めた袋井市のしいたけを栽培している会社から相談がありました。
しいたけは「どんこ」を呼ばれる丸まった状態が一番おいしいということで、できるだけこの状態で出荷したいというお話でした。そこで、エアーリバイブで傘の開きがどう変化するのか実験してみることにしました。実験方法は、水槽にりんごとしいたけ(5~6分状態)をいれて傘の開きを観察します。
上の画像のAがエアーリバイブあり、Bがエアーリバイブなしです。スタートから8日目と比べてみても傘の開きに違いが出ているのがおわかりになりますでしょうか。エアーリバイブなしの方は、傘がかなり広がっているのがわかります。ひだの状態も違うように見えます。
エチレンガス濃度測定をしてもエアーリバイブなしの方が30ppmに対し、エアーリバイブありの方は測定限界以下、つまり測定できないという結果になっていますのでエチレンの影響を受けずに保管できると言えるでしょう。フィールドで試すことがありましたらまたお知らせいたします。